ネット動画時代に逆張りテレビCM?!


いまや動画配信サービスやアプリで映画やドラマ、スポーツ中継や趣味の動画を観る、というのが一般的になってきました。テレビ?観ないよ、という方も多いでしょうが、「テレビ番組(ドラマ等)」は見逃し配信で観てるよ、という方やスマホ片手にテレビを観ているという方もいらっしゃいます。では「CM」を流す側(クライアント)はどうでしょう。

テレビはもうあんまり観られていないし、CM料金高いし、皆んなが見ているインターネットCM(動画)でよくない?という広告担当者が多いようですが、実は、「皆が見ている(=出稿が多い)ので、差別化できない!」というジレンマ的デメリットも出てきました。

また、インターネットCM(動画)は「ウザい!=不快感」と思っている方も(ある調査によると)半数もいるようなので、広告効果としては全く逆効果になっているケースもあるようです。

では、そんなテレビでCMを放送した場合、具体的にどのような効果が得られるのでしょうか?

 

◎幅広い認知(リーチ)

テレビCMでは、年齢性別問わず幅広い層にアプローチできます。福岡の場合1日に視聴率3%のCMを10本流したらGRP(世帯総視聴率:30%)で延べ約180万人(在福局の聴取可能人口約600万人)にリーチ(テレビCMを見た)できます(あくまでも計算上です)。

インターネット広告では通常ターゲティングをして“個人”にリーチできる一方、テレビCMではメインターゲット層プラス周辺層にもリーチできるという大きな特徴があります。結果、商品・サービスへの認知・関心度が広く上昇し、シェア拡大も期待できるということになります。

 

◎興味・関心喚起

PCやスマホでネット検索をする場合、ほとんどの場合、能動的にある目的をもって情報収集を行っていますので、たまたまインターネットCMに接触しても興味・関心がない広告はスルーされてしまいます。

一方、テレビは基本受動的なメディアです。視聴者がエンターテイメントを楽しむ若しくは期待する情報を受け取ることを目的としています。また、多くの方は、「なんとなくテレビをつけて情報収集をしている」ことがほとんどでしょう。

その視聴態度のため、ある一定期間テレビCMを流し続けることで、CM内容に興味・関心が薄い人にも注目してもらえるといった効果(=刷り込み)があります。

 

◎まとめ

ざっくりまとめると以下のような効果が期待できます。

・インターネットCM=顕在化したニーズの刈り取り

・テレビCM=顕在化したニーズの刈り取り+潜在ニーズの掘り起こし

「テレビCM」か「インターネットCM」かの二者択一ではなく、例えば「テレビCM」で認知を図り、「インターネットCM」で刈り取る、というやり方でそれぞれの特徴を生かして組み合わせていくことで相乗効果を上げ、全体最適化で広告効果を高めていくことができるでしょう。

 

インターネットCM(動画)のみを展開しているところは、テレビCMを検討したいけどその効果測定がわからないということで躊躇しているところも多いでしょう。

最近は適切なKPIの設定でテレビCMの効果測定もできるようになりましたので、一度試してみてはいかがでしょうか?※ここではテレビCMの効果測定に関しては触れません。

※テレビCMについては詳しくはコチラ↓

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